Major Arcana 17

星
The Star
大アルカナ22枚のうち17番目のカードです。正位置と逆位置で、同じ絵の出かたが変わります。
The Tale
この絵のはなし
空に、大きな星がひとつあります。 八つの角があって、中は塗りつぶしです。 そのまわりに、小さな星が七つ。 下では、人が片膝をついています。 両手に、水差しをひとつずつ。 左の水差しは、水の上にかたむいています。 そそがれた水が、輪をつくって広がります。 右の水差しは、地面の上にかたむいています。 そそがれた水は、細い流れになって、水のほうへ下ります。 片方だけでは、輪か流れの、どちらかしかできません。 遠くには、小さな木と、小鳥が一羽。 小鳥は、木と同じくらい小さく描かれています。 輪が、ひとまわり大きくなりました。 空の星は、八つのまま増えません。 人は、二つの水差しを、まだかたむけています。
The Picture
昔からの絵と意味
昔から描かれてきたのは、水辺にいる人の姿です。空には大きな星が一つ、そのまわりに小さな星が七つ並んでいます。人は水差しを両手に持ち、片方を池へ、片方を地面へ注いでいます。遠くの星は行き先を、注ぐ水は手元でできることを表します。
Upright
正位置の星
カードの意味
行き先を先に決めてから動ける場面を表します。まだ何も形になっていなくても、そこへ足を向けられます。人といるときも一人のときも、急いで答えを出さない落ち着きがあります。言葉にした願いは、あとから自分でも思い出せます。速さより、向かう先が変わらないことが強みになります。
出やすいかたち
先のことを、あなたは人に話せます。まだ形になっていない計画も、手帳に書いた行き先も、言葉にできます。仕事の打ち合わせでも、家族との電話でも、貯めるお金の話でも同じです。まわりの人も、その先を見ようとします。
つまずきと、扱いかた
引っかかるのは、行き先を語るほど、進んだ気になるところです。話した回数だけ、最初の一つが後ろに下がります。遠くの目印と、次にやる一つを分けて書くと、手前から手が届きます。
分野別 ── 恋愛・家族
気になる人へ、先の話をそのまま伝えられます。その日の用件だけでなく、行きたい場所や見たいものを言葉にできます。家族にも、これからやりたいことを話せます。返事を急がせず、話した中身を覚えていると次の連絡が続きます。
分野別 ── 仕事
まだ決まっていない先の話を、仕事の場でも口に出せます。向かう方向を言葉にすると、同僚も作業を並べやすくなります。会議で急かされても、慌てて答えを出しません。大きな話をした日に、次にやる作業も書くと打ち合わせが捗ります。
分野別 ── 人づきあい
人づきあいの中で、こうしたいという話を素直に出せます。集まりの目的や次にやりたいことを、あなたから言えます。初めて会う人にも、同じ調子で伝えられます。賛成の数を数える前に一人ずつ声をかけると、話が回ります。
分野別 ── お金と予定
使いみちに、先の目的を結びつけられます。何のために貯めるかがはっきりしていると、使ってよい額も見えます。値段の高い買い物でも、迷う時間が短くなります。金額を決める前に目的を書き出すと、予算がぶれません。
ひとことのヒント
願いを具体的な言葉にすると、叶う速度が上がります。
自分に聞いてみること
その行き先に向けて、あなたが次に書き足せる一行は何ですか?
Reversed
逆位置の星
カードの意味
掲げた行き先と、いまいる場所の差が大きく見える状態です。行き先そのものが消えたわけではありません。目に入るのが、差のほうばかりになっています。人と比べる回数が増えるほど、足りないところが目につきます。大きな願いを持つことと、いまできる量は別の話です。
出やすいかたち
あなたには、まだ届いていない部分だけが先に目に入ります。会議で出す資料でも、家族への連絡でも、貯めているお金でも同じです。人の進み具合と比べる回数も増えます。行き先そのものは、前と変わらずそこにあります。
つまずきと、扱いかた
行きすぎると、大きな目標を持ったこと自体が、自分を責める理由に変わります。届かないのは力が足りないからだ、と話がすり替わります。だから、願いの中身と、その日にやったことを別の行に書くと、悔やまずに済みます。
分野別 ── 恋愛・家族
連絡を送る前に、うまくいかない場面を先に思い浮かべます。返事の遅さを、こちらの落ち度に結びつけてしまいます。家族に電話するときも、同じ理由で後ろに回します。起きた事実だけを一行にすると、書き出しが早くなります。
分野別 ── 仕事
大きな目標と、いまの仕事の中身が離れて見えます。資料を作っていても、これでいいのかと手が止まります。同僚の進み方と比べる回数も増えます。その日に終わった作業を三つだけ書き出すと、調子が戻ります。
分野別 ── 人づきあい
友人の近況を聞くと、自分だけが遅れているように見えます。集まりに出た日ほど、その差が大きく感じられます。人が持ち出すのは、うまくいった話のほうです。帰った日に、終えたことを数え直すと気が済みます。
分野別 ── お金と予定
理想の金額と、財布の中身の差ばかりが目につきます。買いたいものを我慢しても、減った実感が出にくくなります。人の買い物を見て、使い方を責める日もあります。使った額ではなく残せた額を書き出すと、貯めることが続きます。
ひとことのヒント
大きな夢を、今日できるサイズに切り分けて。
自分に聞いてみること
その願いを30分でできる大きさに切ると、最初の一つは何になりますか?
逆位置は「悪い」ではありません。同じ絵の、別の出かたです。
Key Word
キーワード
正位置
逆位置
Draw One